「柚子茶」は韓国の伝統茶。ご存じない方は、その名前からいわゆる茶葉を使った“お茶”を想像されるため、ジャムのような「柚子茶」の実物に驚かれることも。
韓国では、古くから「医食同源」の考えのもと、穀物や果実などを“飲み物”として楽しむ習慣があります。これを“茶”と呼び、その中には茶葉を使わないものも含まれます(たとえば、日本でも一般的な麦茶のほか、トウモロコシや玄米、高麗人参を使ったお茶など)。
「柚子茶」の場合、ビタミンCがたっぷりの柚子を、皮ごとスライスして砂糖漬けにして作ります。これをお湯で割ってホットドリンクにするのが、基本の召し上がり方。暑い季節には、冷たい水やソーダで割っても。マーマレード状なので、トーストにのせたりヨーグルトソースとしてご利用になるお客様も、たくさんいらっしゃいます。